【あねよ】イギリスの田舎道は、歩行者に厳しいのよ！

ああんちゃん、イギリスも今年は暖冬よ。2月なのにもうお花があちこちで咲き始めたわ。色とりどりのクロッカス、水仙、ミモザなどなど。ああんは、引っ越したばかりだからあんまり比較できないけれど、昨年の冬よりはあったかいし、お花が早く咲いているわよ。

風についてはよく分からないわね。今住んでいるところ、木が倒れるくらいの強風が年に数回訪れているけれど、以前よりも激しくなったのかどうかは不明だわ。ああんみたいに、転々としていると、定点観測がなかなか難しいわね。てんてんてん・・・

ああんちゃん、質問がたくさんありすぎて困ったわ。まだどれもまともに答えきれてないのに、追加の質問だなんて。そして、その通り、我が家の光熱費がいくらかなんて全く把握してないわよ！

そもそも、暖房は、どうなっているかというと、マンション全体で大きなボイラー（湯沸かし機）があるのよ。そこで沸かしたお湯を各世帯に送り込んでいるの。で、その湯沸かし機は、石油？で動くの。石油を買う費用は、各世帯の床面積に応じて按分されているのよ。今時、石油を使って暖房用のお湯を（台所やお風呂のお湯もそうだけど）沸かしている家はそうないと思うわ！

余談だけど、イギリス政府は、地熱を使ってお湯を沸かす仕組みをしきりにお薦めしているわよ。設置するための補助金も出しているみたい。うちもいずれ切り替えるのかな。そうなったら、費用がどれだけかかるのかしらね。

で、その石油の費用はいくらかと言うと、ものすごい費用だわよ。それに加えて電気代だから、光熱費全体で言うとどうなってしまうのかしらね。知りたい？知りたかったら、計算してみるけど。知らない方がいいこともあるのよ、ああん！

気まずくなったところで、少し先週の歯医者の帰り道のお話をしようかしら。

イギリスの田舎は至る所に、フットパスがあるの。私有地を通りぬける散歩道ね。私有地の中なんだけど、誰でも通っていいの。で、大体の場所へは、舗装道路を通らずに歩いて行けるようになっているのよ。時々は舗装道路も通らないといけないけどね。

逆に言うと、舗装道路には歩道があまり充実していないのよ！そして、イギリスの田舎道は、みんなビュンビュン飛ばすから、歩道のない道を歩くなんて自殺行為なのよ。フットパスがあるから、歩道を作る必要性があまりないのかもね。あ、でも、日本も田舎道には歩道はないわよね。

また、話が逸れるけど、イギリス、特に住宅地でも何でもない田舎道の制限速度は時速60マイル（96キロ）なのよ！日本の高速道路並みに飛ばしていいってことよ！すごいでしょ？これには驚きよ。もちろん、道に穴があったり、クネクネしてたり、鹿や狐が横切ったりするから、流石に60マイルで走る人はいないと思うけど。それでも、それなりの速度で走っていると思うわ。あ、村の中心部や、家が立ち並んでいるところなんかは制限速度30マイル（50キロ）くらいよ。流石にね！

で、フットパスは、基本的には獣道って言うのかしら、舗装されてないのよ。ハイキング道みたいなイメージかしら？時々舗装されてたりもするけど。